ニャンの冒険小説はここ↓
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ニャンギズ世界という世界があった。そこには「ギズ族」、「のりもの族」そして「ニャン族」という種族がいた。
この物語は、
ニャン族の民の「カオニャン」、「ネコニャン」、
ギズ族の王「ギズ」、
のりもの族の民「グライダークマ」、
という仲間と、
ニャン族の王「ニャン」の冒険である。
この物語は、永遠に続き、終わりがありません。常にストーリーを更新し続けます。
ニャンが活躍するゲーム、「ニャンの冒険second sight3D」もよろしく。URL>>http://nyangizu.uunyan.com/nyannnobouken/nyannnoboukenf.html
空の塔
ニャン達は今、「空の塔」にいる。ニャンギズ世界の王、「ニャンギズゼウス」がいると聞き、やってきたのである。
「そろそろ、塔のてっぺんニャ!」
ニャンが言う。ニャンは語尾に「ニャ」とつける癖がある。
「ニャンギズゼウスは、たぶんもうすぐそこだ。」
ギズが言う。ニャンギズゼウスは、ニャンやギズのあこがれだった。仲間思いで、ニャン族とギズ族をいつも守ってくれていた。
しかし、そのニャンギズゼウスが、突然変わった。ニャンの故郷の「ニャンタウン」を焼き払い、皆の前から消えたのだ。
「何でニャンギズゼウスはあんなことを・・・」
カオニャンは、つぶやいた。ニャンタウンが焼き払われたとき、カオニャンもそこにいた。
ちょうどニャンの家に遊びに行こうとしていたときだった。
・・・・・・・・・・・・
ニャンの家はニャンタウンのはずれにある。ニャンは、自分の部屋で寝ていた。
「あーもう9時にゃ・・・」
ニャンは、呼び鈴の音で目を覚ました。カオニャンが、家に来たところだった。
「ニャ〜〜〜ン。起きてる?」
玄関先から、カオニャンの声が聞こえてきた。
「今起きたにゃ!ちょっと待つにゃ〜」
ニャンが、自分の部屋から、大きな声で言った。
「よいしょっと・・にゃ」
ニャンは、ベットから起き上がり、玄関に向かった。
「おはよーにゃ」
ニャンは、玄関の扉を開けながら言った。
「おはよー!今日は何して遊ぶ?」
カオニャンが言った。カオニャンは、ニャンの家に遊びに来ていた。
「ゲームでもす―」
ニャンが言おうとした、その時、カオニャンの家のほうで大きな音がした。
「何の音にゃ!?」
ニャンは驚いて、カオニャンに向かっていった。
しかしカオニャンは、何も答えない。
「カオニャン?」
ニャンがもう一度カオニャンに言った。
「家が・・・カオニャンの家が・・・」
ニャンは急いで玄関を出て、音がしたほうを見た。そこには、炎に包まれたカオニャンの家があった。
「なんてひどい事を・・・いったい誰がこんなことしたにゃ!!」
ニャンがそう叫びながら上を見た。そこにはニャンギズゼウスがいた。
「ニャンギズゼウス!?なんでこんなことを!?」
ニャンが言った。ニャンは混乱していた。そして町のほうに視線を戻した。
町は、焼け野原となっていた。
「町が・・・・・」
ニャンは、カオニャンがそう言っているのを聞きながら、上をもう一度見た。しかしニャンギズゼウスはもう消えていた。